新建設時代(建設業の未来を切り開こう!)

建設業が淘汰の時代を迎えています.しかし,建設部門は,社会経済を下支えするためになくてはならないものです.このH.Pを通して新しい建設の時代を,共に築いていきましょう.
<< 少年犯罪 | main | 土木は経験工学? >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | -
建設淘汰の時代を生き抜くには
 1.はじめに
 公共事業の恒常的削減策が,小泉内閣が生まれると同時に打ち出された.それまでは,このバブル不況の時代であっても公共事業は,増え続け景気回復の有効な手段としてその経済波及効果を期待された.しかし,景気は一向に上向かず,逆にわが国の債務を700兆円以上に増やす結果となった.公共事業が国民の負担にさえなった.
 そのため,小泉内閣では,「コスト構造改革」という政策を打ち出さざるを得なかった.
 世界に類を見ない早さで訪れようとしている少子高齢化によるわが国のかたちが変わろうとすることに政治がやっと目を向け始めたことになろう.
 沖縄でも例外ではない.復帰特別処置による優遇策をとっていくほど国の財政には余裕がなくなってきている.そのため,沖縄でも公共事業費の削減を余儀なくされている.
 公共事業に依存している沖縄県は,大きな痛手である.沖縄県では,全就業者の建設業に占める割合は,13%強だといわれている.
 沖縄県にも建設淘汰の波が押し寄せている.いま,対応しないと波にさらわれる.
 この波にさらわれないためには,どうすればよいのか考えてみよう.

 2.企業が追求するのはなに?
 企業が,その存続を維持していくのには,利益を確保することである.企業の究極の目的は,利益の追求だといえる.
 ここでは,利益の追求について考えてみよう.
 建設業を取り巻く環境は,国の公共事業の縮小だけでなく,国民との対話による公共事業の推進,少子高齢化対策,環境保全対策,社会資本ストックの延命対策など多くの課題を抱えている.
 単に利益の追求だけを考えていていいのだろうか.
 利益を得るということはどういうことだろうか.
 その中には,利益とは,単純に自社だけの利益を考えていてはいけない. それだけを追求しても,決して長続きはしない.なぜか?
 公共事業の本当のお客様は,国民である.つまりわれわれが造る公共物は,いわゆるインフラといわれるものは,国民が買う気になってこそ価値があるのである.
 つまり万人が使う施設を,万人のために造ることが,建設業に携わる者の使命であり,利益を生み出す源泉となる.そのためには,その場しのぎの利益追求に走ってはいけない.
 我々が造り出す公共施設は,国民の社会生活や経済活動を支えるための基盤となるものであるため,その耐久性においては,最低でも数十年いや現在の経済状況からすると百年単位のオーダーで考えるべきであろう.つまり,製造業の造りだす製品の中では,最も寿命の長いものとならなければならないのである.
 その使命を我々建設業に携わるものは,果たすべく存在するものなのだ.だから,ただ単に,自社の利益のみを追求しては,長続きするものではない.手抜き工事をすれば,利益は上がるだろう.受注した工事の上前だけはねて,下請けに流せば,リスクを被らずに利益を得ることが出来るだろう.しかしそれは,長続きしない.なぜなら,公共事業の真の受益者である国民の期待を裏切った利益追求の形であるからである.信頼感のない建設会社に,工事を発注する発注者がいるわけがない.

 では,企業が目指すべき究極の利益活動とはどういうものであろうか.それは,ISO や品質管理でよく言われる「顧客満足」ということに尽きるのではないか.そして,建設業においては,「社会貢献」していくことではないだろうか.
「製品を買ってくれる,サービスを求めてくれる.」それについては,常に買う立場の人が,満足するかどうかである.
 企業は,その企業で働く従業員の生活を保障しなければならない義務がある.トップの間違った判断が,従業員の人生をも変えかねない.だから,利益を上げながら長く存続していくことが使命となる.
たしかに,企業トップの判断が,その企業の将来を握っているとはいえるだろう.
しかし,その下で働く職員の立場も重要である.いろいろな知恵を出し合い,時には議論をし合い,会社の行く末を案じながら,運命共同体とならなければ,この建設淘汰の時代を生き残れない.
つまり,企業のトップは,顧客の前に従業員を,限られたりソースの中で,満足させていくことが大切だ.
| - | 16:16 | comments(2) | trackbacks(0)
スポンサーサイト
| - | 16:16 | - | -
コメント
 Nagatsumaさん,適切なアドバイスありがとうございます.
言い訳のつもりではないのですが,この文章を書きながら自分でもどんどん脱線してきているような気がしてました.ちょっと興奮気味で書いてしまったようです.
 それと,ご意見くださった‥斂擇鳩築の垣根をとる,勘に頼らず民に重臣を移す,よその成功例をもっと研究する.この3点について,近日中に私の意見もまとめてみたいと思います.
| 管理者 | 2005/03/20 11:47 AM |
上記のご意見はまったくその通りと思います。ただ現実的には企業トップに「運命共同体」となって未来を切り拓くと明言できる人がいるのだろうか。理想的すぎるし、もう少し現実的に、土木と建築の垣根をとる、官に頼らずに民に重心を移すためのチエを出す、よその成功例をもっと研究する・・といった提案をベースに「顧客満足」「社会的貢献」を考えた方が、大方の理解が得られるのではないでしょうか。
| Nagatsuma | 2005/03/20 8:59 AM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://sakihama.jugem.cc/trackback/9
トラックバック
CALENDAR
S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< July 2018 >>
RECOMMEND
図解! あなたもいままでの10倍速く本が読める
図解! あなたもいままでの10倍速く本が読める (JUGEMレビュー »)
フォトリーディング公認インストラクターズ
RECOMMEND
RECOMMEND
成功の9ステップ
成功の9ステップ (JUGEMレビュー »)
ジェームス・スキナー
「7つの習慣」を翻訳し,日本に紹介した人です.感情の持ち方から健康法について詳しく述べら得てます.
RECOMMEND
第8の習慣  「効果」から「偉大」へ
第8の習慣 「効果」から「偉大」へ (JUGEMレビュー »)
スティーブン・R・コヴィー, フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社
とうとう「7つの習慣」の続編が出ました.
RECOMMEND
子どもたちへの最高の贈り物「価値観」―子どもたちの幸福と将来のために今あなたにできること
子どもたちへの最高の贈り物「価値観」―子どもたちの幸福と将来のために今あなたにできること (JUGEMレビュー »)
リンダ・アイヤー, リチャード・アイヤー, フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社, フランクリン・コヴィー・ジャパン
子供たちとこの本で,道徳的価値観の勉強を始めました.改めて,道徳や倫理の大切さを感じています.
RECOMMEND
RECOMMEND
7つの習慣―成功には原則があった!
7つの習慣―成功には原則があった! (JUGEMレビュー »)
スティーブン・R. コヴィー,ジェームス スキナー
私の人生観を変えた書.「7つの習慣」を身につけ,これからの人生を価値あるものにしたいと考えています.
SELECTED ENTRIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
LINKS
PROFILE